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キャッシュレス時代の到来
 
 
 
キャッシュレス時代の到来で、消費が進み、景気が良くなる(?)
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キャッシュレス時代の到来で、消費が進み、景気が良くなる(?)
   
消費が活発になる理由や原因はいくつかあります。

1つ目は、非日常の世界に入り込むことです。
例えば、旅先では財布の紐が緩みます。

普段は買わないお土産も買います。
旅行先では、入館料や入園料をあまり考えることなく支払います。駐車料金も支払います。

旅行に来ているからです。
旅行の価値を下げたくないからです。

普段であれば、滅多なことでは駐車料金は支払いません。
非日常の世界は消費を活発にしています。

2つ目は、安価販売とか限定販売です。
「安いうちに買っておこう!」とか、「いま買っておかないと無くなってしまう。!」などです。

典型的な消費者心理をくすぐることです。
広告宣伝の威力は、ここで発揮されます。

3つ目は、キャッシュレス、いわゆる現金で支払いをしないことです。
直接現金を数えて支払いをしないことです。

特に、日本人は現金に対しての価値を強固に認識しています。
タンス預金が多いのも現金の価値が別格な存在になっているからです。

「お金さえあれば・・・!」が延々と生きています。

ところが、クレジットカードやプリペイドカード、デビッドカードなどに慣れてくると、不思議なものでお金の価値に対する意識が低下します。
お金の価値への意識が低下することで消費が活発になってきます。

お金が、単に数字になってしまうからです。
お金が数字になることでお金の流通が迅速になります。

また、消費者は「現金で支払うから安くしてよ!」とか、「現金で支払うからオマケをちょうだいよ!」などと慣用句のようです。
現金で支払うことの価値を販売者に強要までします。

キャッシュレス化は、消費者の現金に対する価値を崩壊させてしまいます。


日本は長いデフレに悩んでいます。
そして、経済が停滞しています。
さらに、賃金の上昇が止まっています。

もちろん、一部の労働者の賃金は上がっています
しかし、大多数の労働者の賃金は停滞しています。

経済の活性化は、鶏と卵の話と同様に、賃金が先か消費が先かの話になってしまいます。

事業経営者は、緊急時のことを意識して賃金を上げようとしません。
過去に何度も痛い目に遭っているからです。

とは言え、賃金が上昇しなければ、消費が伸びません。
景気が良くならないのです。

で、ある人は考えました。
キャッシュレス化です。

現金を単なる数字に置き換えてしまうことです。

クレジットカードを作るためには、いくつかの条件があります。
そして、クレジットカードの決済には時間を要します。

そこで、デビッドカードやプリペイドカードの利用を促進しています。
カードを作るための条件がほとんどないからです。

キャッシュレス化が進んで、日本は景気が良くなるでしょうか。
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