消費者とサービス業の架け橋・事業経営とサービス
 
 
良質な経営者の資質
 
 
 
経営者の視点で物事の変化や状況を観察し、経営に活かす
スポンサーサイト
経営者の視点で物事の変化や状況を観察し、経営に活かす
   
晴天の今日の昼は暑くなりそうです。

のどが渇いたのでマックに行きました。
駐車場には空きがあるものの、GWと言うことでドライブスルーは混雑しています。

店内は半分ほどの席が開いており、注文カウンターの前には行列ができていました。
その行列には10人ほどが並んでおり、店内に入った私は早々に列の最後尾に並びました。

GWと言うこともあり、店内は家族連れが多いようです。
そのためなのか注文する品目も多いようです。

注文する品目が多ければ、必然的に列が短くなるのに時間がかかります。
このまま並んでいたのでは、最後尾の私は30分以上待つ可能性があります。

これではマックの利点が無くなってしまいます。

よく見ると、マックの注文カウンターにはレジが3台ありますが、そのうちの1台が使用されているのみです。
残りの2台のレジは休止中です。

それでも複数の店員が対応してくれていればもう少し早くなるかもしれません。
少し列に並んでいましたが、改善の見込みがありません。

商品の提供が遅くなっていることの説明もありません。

早期に列が短くなる可能性を感じないことから、列から離脱することにしました。
そしてそのまま店を出ました。

私は不満を感じましたが、同時に来店したことを悔やみました。
単に消費者であれば、このような印象を抱いて終わることになります。

一方、企業やお店は相当量の販売機会を逸していることになります。


この状況を経営的視点で考えることの重要性を感じます。

事業経営者や起業を意識する人であれば、この状況から学ぶことは多いと思います。
少なくともお客様に迷惑を掛けてしまっているからです。

お客様に迷惑を掛けていることは、お客様を遠ざけていることになります。
これではとても商売とは言えません。

ところがこのような状況は、多くの店で起こっています。
人気があって、すべてのレジを稼働させて、それでも行列ができてしまっているお店があります。

しかし、すべてのレジが稼働していないのですからあまりにもお粗末です。

行列に並んでいることを何とか我慢してくれているお客様がいます。
一方で、行列を我慢できないお客様がいます。

経営者であれば、行列を我慢できないお客様を基準にして商売をするべきと思います。

行列を作ってくれることは経営者としては嬉しいことです。
この行列が店の外に伸び、さらに歩道まで伸びているとしたら多くに人に迷惑を掛けていることになります。

お店の無頓着さや自己満足が近隣に迷惑を掛けているのです。
これを理解できない経営者がいるお店では、今後お客様は離れていくはずです。
<180502>
スポンサーサイト
 
事業経営とサービス
↓ スクロールしてください!


© サービス業品質研究所